「PASMO」が18日、スタート! 使いやすさはどうなの?
http://news.livedoor.com/article/detail/3057509/
【PJ 2007年03月04日】- 3月18日から首都圏の電車やバスの乗車券として共通に使えるICカード「PASMO」がスタートする。
わたしは通勤に都バスとJRを利用していて、都バスは紙の定期券、JRは「Suica」の定期券を持っている。他に仕事用としてパスネットの磁気カードを1枚、無記名の「Suica」カードを1枚、私用としてパスネットの磁気カードを1枚の、合計5枚の乗車券を持ち歩いている。仕事で交通費を精算するときは乗車履歴と領収書が必要で煩わしい。しかし、3月18日からは使い易くなりそうだ。
都バスの車内に「PASMO」のチラシと小冊子があったので読んでみた。チラシの表には「都バス・都電・都営地下鉄をはじめ首都圏の鉄道・バスに乗れる便利なICカード乗車券です」と書いてある。また、都バスの「ダブル特典」として、「バス利用特典サービス」と「バス-バス乗り継ぎ割引」が書いてある。裏には、一日乗車券や定期券、使用上の注意が書いてある。もっと詳しく知りたくて東京都交通局に電話して尋ねてみた。電話口に出た女性は丁寧に答えてくれた。以下は、質問と回答だ。
-都バスの「ダブル特典」は新しいサービスですか?
「はい、バス独自の新たなサービスです。『バス利用特典サービス』とは、お客様が『PASMO』にチャージ(入金)された、運賃に使えるお金でバスにご乗車されるたびにポイントが蓄積され、バスチケットとして提供するサービスです」
「『バス-バス乗り継ぎ割引』は、90分以内に都バスから都バスへ乗り継ぐと2乗車目の運賃が自動的に割り引きになるサービスです」。
-JR東日本の「Suica」と、どう違うのですか?
「『PASMO』のシステムは基本的に『Suica』と同じです。3月18日からは『PASMO』でも『Suica』でも、都バス、都電、都営地下鉄を始め、JR他の私鉄や首都圏の多くのバスに乗車できます。但し、『Suica』は電子マネーマークのあるものだけがバスで使えます」
-乗車履歴は出せますか?
「バス車内では履歴印字できませんが、駅の券売機やバス営業所などで履歴印字できます」
-「Suica」の定期券と都バスの定期券を1枚ずつ持っていますが、ひとつにできますか?
「『Suica』の定期券にバスの定期券のデータを載せる形で1枚にできます。しかし都バス乗車時には、別途お渡しする『IC定期券内容控』を携帯して頂く事になります。これは、もしものトラブルに備えるためです」
-例えば今までJRと地下鉄を乗り継ぐ場合、乗継専用改札口でパスネットのカードを入れて「Suica」をタッチして通っていましたが、パスネットが「PASMO」になるのですか?
「いいえ、『Suica』だけでも『PASMO』だけでも通過できるようになります」
わたしが持っている「Suica」は電子マネーマークが付いている。これで首都圏の電車もバスも乗れるようになるのだから、「PASMO」を持つ必要が無いのではないか。「Suica」と「PASMO」の違いをもう少し調べてみることにした。【つづく】
「Suica」や「PASMO」のチラシとクレジットカードの申込書。カードの勧誘に熱心な会社と、そうでない会社があった。カードは入会時の特典、年会費、ポイントの貯まり方がまちまちなので、入会時に確認が必要です。(撮影:葦乃原光晴)【PJ 2007年03月05日】- (上)からのつづき「Suica」と「PASMO」の違いは何か。わたしは、新宿駅に乗り入れしている鉄道事業者から資料をもらってきて調べてみた。
「Suica」は東日本旅客鉄道株式会社が、「PASMO」は株式会社パスモが発行するICカード乗車券だ。「PASMO」にはPASMO協議会というのがあって、鉄道26事業者、バス75事業者が加盟している。このうち、3月18日から「PASMO」が使えるのは、鉄道23事業者の全駅(伊豆箱根鉄道駿豆線を除く1142駅)とバス31事業者(74営業所、約4500両)の一部路線と発表されている。同時に「Suica」グループ5事業者も利用できる。調べた結果を自分なりに要点をまとめてみた。
便利になる点
1)乗車できる電車やバスが大幅に増える。
2)連絡定期券をひとつにまとめられる。
3)チャージや履歴印字ができる場所(機械)が大幅に増える。
4)電子マネーとして使えるお店が大幅に増える。
注意を要する点
1)鉄道を利用するとき、自動改札機を入場する際に初乗り運賃相当額が減額されなくなり、運賃はすべて降車駅で自動精算される。ただし、カード内の残高が初乗り運賃相当額に満たない場合は自動改札機を入場できない。
2)例えば、「JR―私鉄・地下鉄―JR」のような乗り継ぎで、改札口を通らないで乗り継いだ場合、連絡きっぷ(磁気乗車券)と運賃の異なる場合がある。(改札口を通っていないので全区間をJRで乗車したと判断するため)
3)バスを利用するとき、運賃前払い方式の場合は乗車時にカードを読み取り部にタッチするだけでいいが、運賃後払い方式の場合は乗車時と降車時にそれぞれタッチしないといけない。しかし、整理券が不要になる。(バスは路線や取り扱い内容についてバス事業者に確認して下さい)
「Suica」と「PASMO」の主な違い
1)「Suica」には、ケータイで使えるものや、クレジットカードと一体になったものもある。
2)「Suica」は、JR西日本の「ICOCA」エリアや、仙台、新潟エリアでも利用できる。
他に、クレジットカードと組み合わせて利用する「オートチャージサービス」というのがある。これは、チャージ残高が少なくなると、自動改札機から入場するときに自動的にチャージできて、クレジットカードで決済になるという便利なサービスだ。「Suica」と「PASMO」で少し違う。しかし、そもそもクレジットカードによって条件が違うので、利用したい方は自分で詳細を確認して欲しい。
電車やバスは人によって使い方が違うので、読者のみなさんも3月18日までに自分自身で確認したほうが良さそうだ。【了】
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