“乗車障壁”だらけの路線バスをPASMOとケータイで改革しよう!
管理人のイエイリです。
先日、ある町に出かけたとき、バス停を見かけました。
http://blog.nikkeibp.co.jp/kenplatz/it/ubiq_sonota/124944.html
時刻も、ちょうどいいくらいだったので、久しぶりにバスに乗ってみようと思い待っていましたが、
なかなか来ない!待ち合わせ時間は迫るし、歩くのならそろそろタイムリミット、と
ハラハラ、イライラ、ドキドキしながら待っていたところ、15分くらい遅れてやってきました。
このように、路線バスは、一見さんにとって
数々の“乗車障壁”
が存在する乗り物であるのも事実ではないでしょうか。
例えば、
【乗車障壁1】どんな路線になっているのかがわからない。
バス停にあるフローチャートのような路線図を見ても、地元の人しかわからないことが多いです。
【乗車障壁2】いつ、バスが来るのかもわからない。
先日、ある駅から目的地付近までパスに乗ろうとしましたが、「1時間以上も遅れている」
という重要事実をバス会社の営業所のオフィスで聞いてやっとわかった次第です。
【乗車障壁3】「料金支払いのルール」がわからない。
前もって両替が必要なのか、お釣りが出る仕組みなのか、両替は1万円でも大丈夫なのか。
初めて乗ったバスで、料金箱付近でモタモタして、他の乗客に迷惑をかけてしまった経験は、
誰もがあるのではないでしょうか。
こうした路線バスにまつわる数々のイライラや不安の体験の積み重ねが「トラウマ」となり、
路線バスが走っているところでも、とりあえずタクシーに乗る人が多いのではないでしょうか。
その結果、町にはガラガラのバスが走り、経営難から便数の削減、利用率低下と、
負のスパイラルに陥り、ますます不便な乗り物になってしまいます。
高崎市内循環バスバスナビシステムのホームぺージ(左)と、導入後3カ月で乗車率が5%アップしたことをPRする車両運行管理サービス「DoCoです・Car」のホームページ(右)
こうした乗車障壁をカバーするため、バスの路線図や時刻表、そしてバスの現在位置を
ブラウザ付きの携帯電話や自宅のパソコンで見られるシステムが色々と開発され、
導入も増えてきています。
例えば、「DoCoです・Car」という車両運行管理サービスを導入した群馬県高崎市の市内循環バス
では、酷暑や雨天時でもバスを自宅や屋内で待つことができるなど利便性が大きく向上したことで、
導入後3カ月で乗車率が5%もアップしたとか。
このシステムでは、特に【乗車障壁2】を撤廃することに成功したといえるでしょう。
この例を見てみると、路線バスの乗車率向上には、
「情報戦略」がポイント
となるのではのではないでしょうか。
首都圏では先日、多くの私鉄や路線バスで使えるIC乗車券「PASMO」が
使えるようになりましたので、【乗車障壁3】はクリアされたと言ってよいでしょう。
ケータイ上でバスの路線図や時刻のほか、料金や支払い方法がわかると、
さらに安心して利用することができそうです。
バス停に、その路線の情報にアクセスするための2次元コードを付けておき、
ケータイですぐにアクセスできるようにするといったことは、電光掲示板付きの
バス停を作るような整備に比べるとお金もかからず、コストパフォーマンスもよさそうです。
路線バスが最も輝いていた1968年は、年間101億4400万人も乗客がいたそうですが、
2004年には43億3500万人まで減ったそうです。
情報戦略で、路線バスが「一見さん」にも優しく、便利な乗り物として復権することを祈ってまーす!
※たしかに、バスは乗らないなぁ。こうなったら乗るかもナァ。