「太郎くん、○○駅入場」 改札・PASMO端末で親にメール
小田急など首都圏の鉄道会社が4月から、改札機やPASMOを利用した子ども見守りサービスを始める。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0703/26/news075.html
駅の改札機を定期券で通過した際などに、子供の所在地情報を保護者の携帯電話にメールで知らせる仕組みだ。
2007年03月26日 19時53分 更新
小田急電鉄など首都圏の鉄道会社が4月から、改札機やIC乗車券「パスモ」を利用した「子供見守りサービス」を始める。駅の改札機を定期券で通過した際などに、子供の所在地情報を保護者の携帯電話にメールで知らせる仕組みで、入学シーズンを前に保護者などから大きな関心が集まっている。
小田急では4月1日から、沿線の私立小学校や塾などに定期で通う子供を対象とした「小田急あんしんグーパス」をスタートする。子供が定期券で小田急の駅の自動改札機を通過すると、定期の区間内であれば、「太郎くんは、○○駅に入場しました」などのメールで、入出場した駅名と通過時刻を保護者に送信する。保護者は自宅や職場、外出先で子供の安否を確認すると同時に、メールの有無などにより異常に早く気づくことができる。
登録料や情報配信料は無料。同社では2003年から、列車の運行情報や沿線の店舗情報などを乗客の携帯にメールで知らせるサービス「小田急グーパス」を実施しており、このシステムを応用した。
サービス開始を前に、沿線の成城学園初等学校の児童を対象にしたモニター試験を実施。「子供の通学に大きな安心感を得られた」など、98%の保護者から高い評価を得たという。15日から会員募集も始め、沿線の私立小学校11校のうち6校が採用を決定。個人での申し込みを合わせるとすでに会員数は 200人を超えた。
当初は磁気定期券でしか利用できないが、今後、パスモの定期券でも対応できるようにする。同社は、「沿線の保護者の子供の安心への意識は非常に高い」(広報部)としており、2000人の会員募集を計画している。
東京急行電鉄系列の警備会社「東急セキュリティ」でも、「パスモ」を利用した新しいサービス「キッズセキュリティ」を4月1日から始める。子供が学校や塾などに設置した読み取り端末にパスモをかざすと、保護者に所在地を知らせるメールが送信される。料金は月額数百円程度の予定。
多数の塾が設置に前向きなほか、「保護者からも毎日のように問い合わせがある」という。今後、システム整備を急ぎ、パスモで駅の改札通過した際の情報も送信できるようにする計画だ。
子供をめぐる犯罪の多発などで子供の安全確保への関心が高まるなか、鉄道各社では、保護者が安心できるサービスを提供していくことで、沿線の魅力を高め、結果として利用客を増やしていきたい考えだ。