東武カードビジネス専務 梶原 直さん(宇和島市出身) 顧客100万人達成目標
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一枚のICカード「PASMO(パスモ)」で首都圏の鉄道とバスのほぼすべてが利用できる新サービスが、三月十八日に始まる。「テストはほとんど終えた」。万全の滑り出しへ神経を使う毎日だ。
生まれは旧吉田町。銀行マンだった父の異動で宇和島や広見、大分、野村へと転校。宇和島南高では、得意のマンドリンを自転車に積み、同級生十人で施設慰問に出掛けた。
明治大工学部進学を決め、上京。「学園紛争のさなか。勉強どころではなかった」。卒論にリニアモーターの基礎実験を選んだ。
「転勤がないから」と東武鉄道に就職。変電所や検修所での保守管理を経て、特急座席オンライン予約システム構築に携わった。
二〇〇四年、システム開発部長としての実績を買われ、グループ会社へ。代表権を持つ専務に抜てきされた。クレジットカードの会員は七十二万人、売上高は四百八十三億円。「早く百万人を達成したい」と意気込む。
強みはパスモに付ける決済機能。残高が少なくなれば、駅の改札機を通った際、自動的に補てんされる。「加盟店で電子マネーとして使え、ポイントもたまる便利なカード」。競争の激しい業界で顧客囲い込みを狙う。
職場結婚の妻敬子さん(55)と一男一女。ハイブリッド車で日本一周が夢。意外にも香川と徳島は訪れたことがないとか。埼玉県加須市在住。五十九歳。