PASMOとSuicaに見る市場拡大戦略
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PASMOとSuicaに見る市場拡大戦略
pasmo.JPG首都圏で3月18日から「パスモ」という私鉄・バス版のICカードが立ち上がり、先行しているJR東日本のICカード「スイカ」との相互利用もスタートした。早速使ったが便利だった。
こうしたインフラ的なものは、一般的に利用者が増えれば増えるほど利用者の利便性が高まり、またコストダウンも進んで供給側にもメリットが出る。1社単独で普及を目指すよりも、相互利用を進めた方がインフラとして普及するという好例になりそうだ。
住宅産業でもネットワークや建材設備メーカー、流通業者などによる「囲い込み」が進んだが、それが短期的には囲い込む方・囲い込まれる方の競争力につながった反面、住宅コストを引き上げた面もあるように思うし、囲い込みの「武器」に使った建材設備やモジュール、システム、ビジネスモデルが良いものであったとしても普及が進まない面もある。
インフラとしてまたプラットフォームとして利用できるものは相互利用可能なかたち(要するにオープン)で普及させ、その上の部分で競争し合うようにしなければ、その業界全体の競争力が低下し、その間に、例えば工務店の場合はハウスメーカーに、ローコストメーカーに一層の侵食を受けてしまう、ということがあるように思う。
この「パスモ」や「スイカ」は交通機関だけでなく、いろんな小売店で使えるようになるという。住宅産業も、まずは暮らし関連の異業種と、相互乗り入れ的なモデルがもっと考えられるはずだ。
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