電子マネー花盛り
今年は電子マネー元年となるか――今月下旬、セブン&アイ・ホールディングスが「nanaco(ナナコ)」、イオンが「WAON(ワオン)」という名前で、それぞれ独自の電子マネーを発行する。
http://www.asahi.com/business/topics/TKY200704060157.html
首都圏では、電車やバス共通のIC乗車券「PASMO(パスモ)」も3月にスタート。使える店も増えており、電子マネーの利用は急速に広がりそうだ。
「ナナコ」は、まずセブン―イレブンが導入し、今秋にはイトーヨーカドーなど計1万2000店に広げる。「ワオン」も08年度中に「ジャスコ」やショッピングセンターの専門店などの約2万3000店で使えるようになる。将来は、グループ以外の複数の店で使えるようになり、利便性はさらに高まる。
二つの新しい電子マネーの強みは、支払うごとにポイントがつくこと。実質的に値引きとなり、普及を後押ししそうだ。「客がグループの店により多く足を運ぶきっかけになる」(セブン)との思惑もある。
首都圏で始まった「パスモ」は、電車やバスに乗るだけでなく、買い物にも使える。食品スーパーのいなげやも、サービス開始をにらみ、私鉄沿線の店で実験を始めた。
電子マネーはカードや携帯電話をレジにかざすだけで支払いが可能。小銭がいらないので、店もお釣りを用意する手間やコストが省ける。レジでの精算時間は8~10秒は短くなり、混雑解消にも一役買いそうだ。
「電子マネーは売り上げ増には直結しないが、インフラとして不可欠」(ミニストップの横尾博社長)。とくに、少額の買い物が多いスーパーやコンビニ各社は、電子マネーの利用が急増すると予測。使えるマネーの種類は順次、広がっている