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「パスモ」のこども的盛り上がりを追う

http://excite.co.jp/News/bit/00091176745386.html

そんなパスモの販売再開予定は、8月。

あこがれの存在のカードである期間は、思ったより長そうです。

最近、商店街をヨチヨチ歩いてるチビたちが、鼻歌で歌ってるのは、これ。

「電車も~パスモ~ 電車も~パスモ……」

歌詞が微妙に違うよ、「電車もバスも」だよと訂正してさしあげたいが、怪しいおばさんだと思われかねないので、グッとこらえる毎日だ。

先日、パスモが予想を上回る売れ行きで、販売制限になったニュースが話題となっていたが、盛り上がってるのは、大人ばかりではない。

こどもたちの間では、なにやらわからない盛り上がり方をしているのだ。

あるママによると、「パスモが何かわかってないのに、歌だけ歌ってる」というこどもたちがけっこういるらしい。

また、ある保育園では、こどもたちが段ボール紙で「パスモ」とかいた変な紙をせっせとつくっているそうだ。

また、公園のすべり台で「カンカンカン」と踏み切りごっこをして遊ぶこどもたちが、「パスモを拝見しまーす」なんてやる姿も見られる。ま、「拝見」はしないんだけどね。

「うちなんか、誕生日プレゼントにパスモ買ってくれって言われてるんだよ~。電車乗らないくせにさあ」などというママもいた。

このパスモ、こども的に何かのステイタスに思えるようで、「持ってる」と言うだけで、目を輝かせて寄ってくるこどもがけっこういる。

パスモを持ってるだけで、「すげえ! かっこいい~」と称賛を浴びたり、憧れのまなざしで見られたりと、まるでポケモンやらDBやらウルトラマンやらライダーやらに詳しいおじさんのように、「にわかヒーロー」になれるのだ。

その一方で、こども的な盛り上がりポイントはまちまちで、

「電車も乗れるんでしょ? すごい!」(も、というより、おそらくそれがメインなのだけど)、「レストランでもホテルでも何でも、これ1枚でOKでしょ」(何かの間違い)、「なんだ、記念の限定カードじゃねーの? ショボッ」と間違った知識や半端な知識によって、勝手にダメだしされたりもする。

それにしても、この盛り上がり。

こども用のパスモもさぞ売れたのかと思い、メトロの広報担当者に問い合わせてみると……。

「こどもからの生の声は直接届いておりませんが、当社での3月18日から31日までの小児用パスモの売上は、4500枚程度。これは全体の1.72%で、定期券は570枚程度で0.4%となっています」

この期間中にメトロで出たのは約38万枚。初めてつくるため、小児用の売れ行きなども予測をたてづらいものだったが、

「これだけ世の中に受け入れられたということではあると思います」と広報担当者は言う。

数字的にはまだまだこどもの手に届いていないパスモ。だが、まだまだおかしな盛り上がりは続きそうだ。

(田幸和歌子)

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