ポイントより現金割引が台頭
【PJ 2007年05月27日】- 「スイカ」「パスモ」に続いて、流通業系の「「ナナコ」「ワオン」などのICカードが急速に拡大している。それに伴って、既存のカードが色あせ、カードによる販促にも変化が見え始めている。販促の変化は、端的に言えば「見えないもの」と「見えるもの」との競争。「見えないもの」とは、ポイント・カードによるもの。最近では、今持っているポイントがどれほどの価値か、意識している人も減っているようだ。現に、これまで100円で1ポイントであったものが、近々200円で1ポイントになると言う話があるが、それに対する関心は薄い。ポイントは、はっきりと目に見えるわけではないので、お客の意識が低くなると一気に魅力を無くすようだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/3176918/
一方で「目に見えるもの」が台頭している。「目に見えるもの」の代表は、イオンの20日、30日の「お客様感謝デー」とか東急ストアの「勝手値シール」といったものだ。「お客様感謝デー」は、カード会員に当日5%引きで販売するというもの。カード会員限定だが、直接5%を割り引くというところがミソ。「勝手値シール」は、“東急”をもじって、毎月19日に行われているものだが、20円引きのシールを10枚綴った紙をお客に提供する。お客は、もらったシールを任意の商品に勝手に貼って購入する。つまり商品を10点買えば200円の割引になるというものだ。
直接的で、目に見えるので、お客は、かなり得した気分になる。しかし、商品を10点買ったとしても、総額2000円以内に収まれば良いが、果物をチョット買っても300円以上となる時代、どうしても10%以内には納まらない。さらに得した分で10点以上買ってしまうと、案外イオンの5%引きと大差ないということになる。実はどちらも5年ほど前から毎月定期的に行われているものだが、直接的で、目に見えるものが、最近では受けているようだ。【了】