こんな付加価値も?最新マンション事情
地上58階からの眺めやICカードで子供の帰宅を確認、といった新しい特色の大型マンションが東京都内で相次いでお目見えしました。住宅市場が低迷する中、マンション業界はあの手この手で売り込みに必死です。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3766822.html
東京・隅田川のほとりにそびえ立つ巨大なツインタワーマンション。「58階建て」と国内では最高層のマンションで、高さ200メートルの屋上からは都内が一望できます。
居住者専用のプール、スカイラウンジを備えたこのマンション。豪華さをウリにしながらも2億円から2000万円台まで、と幅広い価格設定で買い手の選択肢を増やしました。およそ2000戸の「メガマンション」はすでに完売。一見、好調に見えるマンション市場ですが、業者は悩みを抱えています。
「事業主側としても、マンションをいつどういうふうに販売していくか、いくらで販売していくか迷っている部分があると思います」(オリックス不動産・亀井義昭氏)
販売するタイミングと価格を決めるのが難しい、と言うのです。新築マンションの販売は減少の一途をたどり、去年1年間の首都圏での販売戸数は14年ぶりの低い水準となりました。さらに、建築基準法が厳しくなった影響から、今年の販売戸数はますます落ち込むと予想されています。
住宅市場が冷え込む中、売り手側は新しい「付加価値」をアピールするのに必死です。
こちらの建設中のツインタワーマンションでは、「子供の安全を守る」ことにこだわりました。最大の特徴が「PASMO(パスモ)」を使ったシステムです。玄関にかざすと、鍵の開け閉めができるようになっています。ICカードのパスモをカギとして利用できるだけでなく、パスモを持った子供が部屋に帰り着くと保護者に携帯メールで知らせる、というセキュリティシステムも装備されています。
「PASMOひとつで、オフィスからご自宅まで一直線という非常に便利なツールだと思っています」(東武鉄道・小代晶弘氏)
2011年に新・東京タワーがオープンすることを期待して、荒川沿いの「川の手」とも呼ばれるエリアでは、「メガマンション」の建設ラッシュが続いています。
「今まではちょっと注目されていませんでしたけれども、新東京タワーの計画ですとか、大手町から同心円を結びますと10キロ圏の非常に(都心に)近い距離にあると」(東武鉄道・小代晶弘氏)
厳しい販売環境の中、いかに将来に渡って「値崩れ」しない物件を生み出せるか。マンションの販売競争はさらに激しくなりそうです。(29日16:01)