「代返」はタッチ&ノー! 明大がスイカ付き学生証
「代返」はタッチ&ノー! 明大がスイカ付き学生証
2008.3.4 20:56
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080304/trd0803042056011-n1.htm
明治大学の「Suica(スイカ)」機能付き学生証のイメージ 明治大(本部・東京都千代田区)は今年秋から、JR東日本の電子マネー機能付きICカード乗車券「Suica(スイカ)」と一体化した学生証を導入する。在学証明書の発行、生協での買い物が1枚のカードで済むほか、図書館の入退室や出席確認にも活用。学生の利便性が向上する一方で、授業をさぼった学生に代わり出席を装う“代返”防止も期待される。
新しい学生証は定期券兼用の場合、顔写真、学部学科、学生番号、生年月日などが表示された裏面に、定期の区間や有効期限などの情報が記入される。通常のスイカと同じく2万円を上限に入金でき、学生と院生を合わせた約3万人全員が対象となる。
同大によると、現在の学生証にも記憶媒体が付いており、在学証明書の発行や図書館の入退出管理に活用していたが、電子マネー機能は付いていなかった。新しい学生証では、定期や乗車券として使えるほか、生協や食堂など学内外の店舗での支払いが可能になり、同大は「学生の利便性は大きく向上する」(広報課)と話す。
さらに教室の入り口にカード読み取り機を設置して出席確認を行う予定だ。これまで授業に出た学生は「出席カード」に名前やクラス番号を書き込み提出。受講生が100人を超す授業もあり、回収時間が緩和されるだけでも効果は大きいという。
自動改札のようにゲートを付けるわけではないので、授業をさぼってカードを友人に預けることは可能。それでも「電子マネーや定期券の機能が付けば大事な持ち物になるので、友人に預けるわけにもいかないはず。紛失も減るだろう」(同)と期待している。
同大はJR御茶ノ水駅に近い駿河台キャンパス(千代田区)のほか、私鉄沿線の和泉キャンパス(杉並区)と生田キャンパス(川崎市)を持つ。JR経由の場合は、私鉄で通学しても学生証と定期券は1枚で済むが、それ以外の学生は大手私鉄のICカード乗車券「PASMO(パスモ)」などを持つ必要がある。
JR東日本としては、発行枚数や利用件数で水をあけられた電子マネー最大手「Edy(エディ)」追随の契機としたいところだ。