北京にIC乗車券持っていって 国交省、1000枚配布
北京五輪をきっかけに中国や韓国との行き来をより便利にしようと、国土交通省は今夏、北京とソウルの地下鉄やバスで利用できるIC乗車券各1000枚(予定)を購入し、日本から現地に向かう旅行者に無料で配る方針を固めた。同省は、アジアの国・地域で相互に利用できるIC乗車券の開発を推進中。現地で切符を買わずに、到着後すぐに電車やバスに乗れる便利さを実感してもらい、開発に弾みをつけたい考えだ。
http://www.asahi.com/life/update/0322/TKY200803220171.html
同省はスイカやパスモといった日本のIC乗車券(1000円分程度を予定)を中国や韓国で同様に配ることも検討。海外の利用者にも便利さを訴えていく。
北京で使えるIC乗車券は「市政交通カード」。同省は保証金20元(約300円)と、20元分のチャージを負担する予定。北京の地下鉄は1回2元のため、10回乗れる計算となる。ソウルの乗車券は「T money」。地下鉄の初乗り運賃はカード使用の場合900ウォン(約90円)で、同省が負担するチャージ額は未定だ。
配る対象は、五輪開会中かその前後に現地に滞在するツアー予定者。旅行会社を通じて「モニター」として公募する。同省は利用後に使い勝手などをアンケートして、今後の相互利用券の開発に役立てる方針だ。
国交省の構想は、1枚のIC乗車券でアジアの国・地域の交通機関を相互利用できる仕組みづくり。昨年6月に日中韓の観光担当大臣による会談で方向性が示された。同省は学者らによる委員会を設置し、検討を進めていた。